月額利用料に含まれない老人ホームでかかる必要経費

セツ子
老人ホームに入居した後のトラブルで多いのが、月額利用料をめぐるものなのよ!
自立さん
お金に関してのトラブルは怖いわね。
いったいどんなトラブルなの?
セツ子
例えば、入居前は月額15万円と聞いていたのに、実際は20万円請求されたというトラブル。
入居前に聞いていた金額よりも請求額が多いことで、トラブルになっているわ。
自立さん
えっ・・・入居前に聞いていた金額と違うのはどうして?説明と違うなんておかしいわ。
セツ子
入居前に説明される月額利用料は、施設を利用するために最低限かかる基本料金のようなものなの。
日用品や介護用品なんかは月額の利用料金にプラスされるから、実際に支払う金額は4~7万円くらい増えるのよ!
自立さん
そんなに増えるの?じゃあ、月額利用料には、具体的にどんなものが含まれるのかしら?
セツ子
施設の賃料、管理費、食費、介護費、水道光熱費が含まれていることが多いわね。
ただし、金額の内訳やサービス内容は施設によってバラバラよ。
特に、介護サービスは施設によって内容の差が大きいから、月額費用に含まれる範囲を入所前に確認しておく必要があるわ。
自立さん
これ以外には、どんな実費が請求されるの?
セツ子
一番費用がかさむのはオムツ代。
あとは、タオル・石鹸・歯ブラシ・ティッシュといった日用品も意外と費用がかかるわ。
日用品は持込みできる施設もあるから、少しでも節約しようと思ったら施設のものを使わずに自分たちで用意することね!
自立さん
なるほどね。
施設によってサービス内容や金額は違うのね。
セツ子
入居後のトラブルを避けるためには、何が月額利用料金に含まれているかをしっかりチェックしておく必要があるの。
見学に行った時には、月額利用料だけじゃなく、実際に請求される金額の目安も確認しておくといいわよ!

月額利用料にはどんな費用が含まれるの?

月額利用料の一般的な内訳は、賃料、管理費、食費、介護費、水道光熱費です。

管理費としては、建物の共有部分のメンテナンス費用、職員の人件費、レクリエーションにかかる費用などが含まれます。

看護婦

介護費の料金は、要介護度が高いほど費用も高くなります。また、手厚い介護を受けられる施設では、別途上乗せ介護費用を請求されることも。

介護付き以外の施設では、食費・介護費用、レクリエーション代が含まれないことも多いため、入所前にサービス内容をしっかり確認しておかなければいけません。

水道光熱費は、通常は管理費に含まれていますが、東北地方や北海道など冬場の暖房費がかさむ地域では、冬季のみ利用料金がプラスされることも多いようです。

一口に月額利用料と言っても、内訳や料金設定はバラバラです。

施設ごとの特色を知っておきましょう。

食費や介護費用が月額利用料に含まれる施設

「介護付き」なっている施設の場合は、基本的には介護費用、食事費用が月額利用料に含まれています。

施設分類

食費や介護費用が月額利用料に含まれない施設

介護費・食事費用が含まれないことが多い施設としては、以下の種類の老人ホームになります。

施設分類2つ目

月額利用料に含まれないその他の費用

入居後にトラブルになりやすいのが、月額利用料に含まれていないその他の費用です。

どのようなものに費用がかかるのかを知っておきましょう。

入居のための費用

入居のために最初にかかる費用を「入居一時金」と呼びますが、施設によっては0円のこともあります。

まとまった現金があまりない場合、入居時0円はお得に感じるかもしれませんね。

しかし、入居一時金が0円もしくは、低めに設定されている施設では、月額利用料に上乗せされている傾向です。

反対に、入居一時金が高い施設では、そのお金を前払い家賃として扱うことで月額利用料自体を安く設定していることもあります。

つまり、入居一時金が0円だからお得だとは限らないということ。

どれくらいの期間入所するのかということをよく考えて、入居一時金と月額利用料のバランスを検討するようにしましょう。

ホームの生活で必要となる費用

老人ホームで生活を送る場合は、月額利用料以外にもお金がかかります。

施設や介護状態によって差はあるものの、合計で4~7万円ほど上乗せされるのが通常です。

自宅で生活する時に家賃だけでは生活できないのと同じで、毎日の日用品や薬代などが必要です。

介護や医療関連では、介護保険の自己負担部分がいくらになるか調べておいてください。

介護の度合いに応じて金額が違うので、事前に確認しておきましょう。

限度額よりも多くのお金を使った場合や、介護サービスに含まれないものを利用した場合は、それら全ての費用を利用者が負担しなければいけません。

手助けをしながら車にのりこむおじいさん

また、規定のサービスを超えたサポートを頼む時にも、追加でお金を支払う必要があります。

例えば、要介護者3人につき介護職員が1人という規定を越えて、要介護者2人に対して介護職員が1人つく時などです。

施設によってはこのような上乗せ介護費用を無料で行っているところもあるので、介護度が高い場合には検討するといいでしょう。

健康管理のために欠かせない定期検診や薬代など、医療機関を受診する時の自己負担分も考慮しておく必要があります。

介護用品費用

それに加えて、高額になりがちなのがオムツ等の介護用品費用。

請求される日用品の中で一番お金がかかると言われています。

使用した分だけ請求されることもあれば、パック単位で購入して請求されることも。

予算としては、毎月1~2万円程度です。

それよりも明らかに高い費用が請求される場合には、詳細な内訳を提示してもらうといいでしょう。

生活支援サービス費用

老人ホームでの生活を送る上で必要になってくるのが「生活支援サービス費用」です。

掃除、洗濯、ゴミだしといった毎日のケアに加えて、外出時には職員の付き添いも欠かせません。

緊急通報サービス、来訪者対応サービス、宅配取り次ぎサービス、電球や電池の交換、郵便物のポスト投函、各種書類作成など、本人が行えないことを代行してもらう必要もあります。

レクリエーション費用

レクリエーションやサークル活動費は、内容に応じて月額利用料にプラスされます。

サークル活動に招いた講師への謝礼代、行事への参加費、花見や紅葉狩りなど季節ごとの小旅行などで請求されることが多いです。

毎月変動することが多いので、年間を通して予算を組んでおくと安心です。

日用品やお小遣い

その他、居室の光熱費や個別の日用品代、お小遣いなどに費用がかかります。

ただし、居室の光熱費は管理費に含まれていることもあります。

個別に必要な日用品の内訳は、新聞やティッシュ、歯ブラシです。

施設のものを使うと割高なので、持ち込みが可能であれば自分たちで用意したほうが節約できます。

1つ1つは決して高くありませんが、毎日使うものなのでなるべく安く抑えておきたいところです。

お小遣いの金額は個人差がありますが、1万円で予算を組んでいる人が多いようです。

趣味の本を買ったり、お菓子に使ったり、新しい洋服を買ったりするときに使います。

金銭トラブルを避けるためにも、使用した分はレシートなどをもらって、何にいくら使ったかを把握しておいてください。

また、入所者本人にお金の管理が出来るかどうか不安になると思いますが、お小遣いは施設で預かってもらえることもあります。

なお、お年寄りの中には自分で現金を持っていないと不安な人もいます。

本人にお小遣いを全額持たせるのか、それとも一部だけを持たせておくかなど、施設の職員とよく話し合うようにして下さい。

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