最終決断は見学や体験入居・施設の重要事項説明を確認してから

自立さん
老人ホームを選ぶために色々な施設のパンフレットを取り寄せたんだけど、どの施設もよさそうだから迷っちゃって・・・
セツ子
パンフレットだけを見て老人ホームの入居を決めるつもり?
パンフレットに書かれている情報なんてほんの一部だけよ。
老人ホームの比較検討をするうえでは、ほとんど役に立たないわ!
自立さん
じゃあ、何を見て決めたらいいのかしら?
セツ子
必ず確認しておくべきなのは、サービス内容や利用料金が書かれている重要事項説明書よ!
パンフレットと違って、書かなければいけないことが決まっているから施設ごとの特色を比べやすいの。
施設の設備に関すること、利用料金やサービス内容、職員が何人いるかといったことが書かれているわ。
自立さん
各施設の重要事項説明書を比較して決めればいいってことね。
セツ子
ちょっとまって!
もちろん重要事項説明書は大切だけど、それだけで決めるのは危険よ!
自立さん
じゃあ、どうしたらいいのかしら?
セツ子
記載してある情報が本当かどうか施設を実際に見に行って、自分の目で確かめるの。
大切な家族が入居する施設なんだから、書類だけで決めるなんて絶対にダメよ!
自立さん
なるほど!
セツ子
重要事項説明書は内容が大切。
見るべきポイントを押さえておけば、施設見学に行った時にも役立つから覚えておくといいわよ!

重要事項説明書を確認しておく

老人ホームのパンフレットは、「快適・安心」といったイメージが最優先で作られてます。

その上、ページ数が限られているので入居者が本当に知りたいことは記載されていないことがほとんど。

そこで参考になるのが重要事項説明書という重要書類。

重要事項説明書

重要事項説明書の各項目を確認したら、実際に施設見学や体験入居を申し込んで自分の目で確認するようにします。

重要事項説明書には、どのような事業者が施設を経営しているのか、従業員は何人いるのか、資格を持ったスタッフは何人いるのか、どんなサービスが受けられるのかといったことが詳細に書かれています。

複数の施設を比較検討する時にも便利です。

通常であれば、各都道府県のインターネットサイト等で開示されています。

施設見学に行く前には、必ず確認しておきましょう。

事前に重要事項説明書に目を通し、確認すべきポイントを押さえておけば、施設担当者の一方的なセールストークに惑わされる心配はありません。

都道府県のサイトなどで公開されていない場合には、施設に問い合わせて確認してください。

ただし、中には重要事項説明書の開示を拒んだり、契約後でないと見せられないという事業者もいます。

重要事項説明書は老人福祉法により、入居者又は入居しようとする方に対して開示しなくてはいけません。

トラブルを回避するためにも、開示を拒むような施設は避けるべきでしょう。

pdf重要事項説明書の見方.pdf

施設選びの最終確認!実際に目で見て体験すること

施設見学にいく

ただし、すべての候補施設で体験入居をするのは本人にとっては大変なことも。

まずは見学して、よさそうな施設を絞り込んでから体験入居に申し込むといいでしょう。

この時に注意したいのは、第一印象や見た目だけで決断しないこと。

「感じがいいと思った」

「一目見て気に入った」

「ここなら大丈夫だと感じた」

というように、施設や部屋が綺麗だったというような理由で決断した人の多くは、入居後に後悔したりトラブルになっていることが多いのです。

施設見学や体験入居で、どんなことを確認すればいいのかということや、注意すべきポイントを知って、冷静に判断するようにしましょう。

老人ホームの見学の際のポイント

老人ホームへは、平日と週末など2回に分けていくといいでしょう。

例えば、Aの施設を見学してからBの施設を見学し、再びAの施設を見学するといった具合です。

1回目に聞き忘れたことや他の施設を見学した際に感じた疑問点などは、2回目の見学時に聞くようにしましょう。

2回に分けて行くことで、第一印象で即決して失敗するのを避けることができます。

また、施設の見学に行くときは、聞きたいことを事前にリストアップしておくのも忘れずに。

見学チェックシートを持参すると確認漏れを防ぐことができますよ。

pdf見学、体験入居の際のチェックシート.pdf

できるだけ体験入居をしてから決める

書類と見学だけで入居を決断できれば楽だと思うかもしれませんが、できるだけ体験入居をするようにしてください。

見学は、スタッフの手が足りている日中の状態しか見ることができません。

体験入居を申し込んで、見学時には見られない夜間や朝の状況を確認しておきましょう。

施設によってはレクリエーションなどのサービスを体験できることもありますよ。

レクリエーションは入居者にとって楽しみであり、息抜きになります。

また、実際に入居者が食べている食事メニューを体験できるいい機会です。

食事体験

パンフレットでは分からない食事メニューの内容や味、メニューに工夫が必要な場合の対応はどのようなものか見ておきましょう。

食事は生活の基本。
本人が満足できるかどうかも重要なポイントです。

体験入居で対応に不満を感じる施設は、実際に入居した場合はもっと対応が悪くなる可能性が高いと思っていいでしょう。

ただし、体験入居に満足したからと言ってその場で入居を即決することのないようにしてください。

一旦話を持ち帰って、家に帰って冷静に考えてから決断するようにしましょう。

また、見知らぬ施設で過ごすというのは、肉体的にも精神的にも疲れてしまうもの。

複数の施設で体験入居をする場合は、本人の体や心の状態を考慮して無理のない範囲で行うようにしましょう。

pdf見学、体験入居の際のチェックシート.pdf

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