元気なうちから老人ホームに入居したケース

セツ子
施設選びは健康なうちに行うこと!

元気なうちの方が自由に動けるし、施設選びも自分でできるわ。

最近では、自立者向けにアクティビティなどのサービスが充実したホームも多いの。
毎日の食事や、家のお手入れなどが面倒と考えて、自立の時から老人ホームへ入る方も少なくないわ!

自立さん
体が不自由になってからだと、家族のお世話にならないといけないものね。

実際に、自分の目で見て施設選びをできるのは、元気なうちなのね。

セツ子
80歳を過ぎてくると、いくらしっかりしていても、子供は心配しだすものよ。

子供に面倒をかけたくないと思うようになったタイミングで、入居を検討し始める人も多いわ!

自立さん
確かに、子供に迷惑をかけるようなことはしたくないわね。
セツ子
介護は必要ない状態で、どのようにして入居に至るまでの判断となったのか。

他の方のタイミングや入居の判断を見てみると参考になるわよ!

パートナーを亡くしたのがきっかけになったケース

元気で生活していてコロリと天国に行くのが理想的だが、多くの場合そうはいかない。

いつかは人様のお世話にならないと生活できないというやっかいな時期が来る。

そのとき老人ホームに入ることになるだろうと思った。

でも、そもそも老人ホームにはどんなのがあって、どんなところなのか?

もういい歳だし、老人ホームを検討するのに早すぎるなんてことはないと考え出した。

同時にどうこれからを生きるかも考えるようになった。

理想の施設とは

ゴルフ

まず、趣味のゴルフをできる限り続けたい。

いずれ要支援、要介護の段階を経て終末を迎えるのだから、自立生活を充分にエンジョイしたい。

あとは、元気なときから最期まで、生涯の面倒を見てくれるところがいい。

自活できなくなってから入るようなところは嫌だ。

自分の将来のイメージが固まったところで、終身ケアの老人ホームを見学することにした。

終身ケアの老人ホームを見学に行く

いくつか見学した中で、きちんと介護棟と分けられている施設があった。

元気な人のための住居型居室と、介護を必要とする人のための介護型居室がある。

他に見た老人ホームと全く異なり、広大で立派だ。

住居型に入居した人が、後に介護が必要になれば介護型に移ることもできる。

体験入居

温水プール、喫茶室、スポーツジムといった諸設備が充実していて、大食堂、複数の大浴場まである。

図書室、茶室、ピアノのある集会室、電気炉を備えた陶芸室、映画室、マージャン室、ビリヤード、カラオケ・ルーム・・・。

しかも、マージャン室は全自動、カラオケ・ルームはカラオケボックスと同じ設備だ。

建物の外には、グランド・ゴルフ場、駐車場、それに家庭菜園のための農園まである。

それに加えて、診療所も隣接しているから何かあった時も安心だ。

個人に与えられる部屋のタイプは1DK~2LDKまで5種類。

いずれもキッチン、トイレ、バス付だから、プライベートもしっかり確保されている。

料金について

これだけの充実した施設だから、入居費用は決して安く無い。

ざっと見積もっても、郊外のマンションを購入するくらいかかる。

但し、ここに移れば、今住んでいる家はもう必要ない。

今住んでいる家を売れば、そのお金でどうにかなる計算だ。立地は良いから、そこそこの値段で売れるだろう。

というわけで、一度体験入居してみることにした。

実際にに入居体験してみた

一軒家

イラスト今まで一軒家だったこともあり、暖房がよく効いている館内の生活に満足した。

足元が暖かいから、寒さで節々が痛むなんてこともない。

食堂も大浴場もあって、食べたあとの片付けやお風呂の掃除も不要。

腰をかがめるような動作は、年を取るにつれて、いずれ辛くなってくる。片付けや掃除の心配がいらないのは心強い。

入居している方々の様子も将来の自分像だった。

様々な年代の人達が、会話や趣味を楽しんでいた。

だが、たった1回の体験で生涯暮らす施設を選ぶことは出来ない。

その後、他の施設も体験してみることにした。

他の施設も体験

一旦少しの時期をあけ、再度体験することにしたが、やはり1回目と同様に居心地がよく、他の施設よりも満足だった。

満足する高齢者

2回の体験入居を経て、私は、この施設への入居を決めた。

体験入居を2回した上に、その他の施設も見に行く。

まさに、体が健康だったからこそ出来たことだ。

他人任せにしないで、自分の目で確かめて選んだからこそ、後悔もない。

私は、この施設でこれから最期まで楽しんでいくつもりだ。

身の回りの面倒をなくしたいという思いから入居を考えたケース

まだまだ介護は不要だけど、身の回りの事が何かと面倒になる歳になってきました。

1日3回のお食事だって、ただ調理すればいいというものではありません。

買い物から準備、配膳、後片付け・・・。

体力がなくなってくると、食事のための作業だけでも大変なのです。

夫はスーパーの惣菜には絶対に箸をつけないので、大変だからと言って食事を作らないわけにもいかず・・・。

それに加えて、毎日の洗濯や掃除もあります。

これだけで一日の大半を費やしてしまうので、庭の手入れなどの雑務までは手が行き届かないのが現状。

疲れた高齢者

窓から見える、荒れた庭を見るたびに気が滅入ってしまいます。

数年前までは庭いじりが大好きで、季節ごとの花が窓から見えていたというのに、今では雑草が伸び放題。

「お手入れしなきゃ」とは思うのに、一日の家事を終えるとそんな気力は残っていないのです。

朝起きてすぐに手入れしてみたこともありますが、早朝から草むしりをしてしまうと、疲れてしまってその後の家事が出来ず、半日横になって過ごすことになってしまいました。

それだけではありません。

夫の足腰が弱り始めたことにより、私の負担が一気に増えることになったのです。

夫の介護

トイレやお風呂など、夫が部屋の中を移動する時には、必ず私の支えが必要になりました。

夫は大柄なので、体の小さな私は、歩くのを支えるだけでも一苦労。

そんなこともあって、必要最低限の買い物以外は、ほとんど外にでない生活になっていきました。

家事一般

ご飯を作って、掃除をして、洗濯をして・・・と、2人で最低限の生活をするのがやっとでした。

そんな我が家の現状を知った一人息子が、「2人だけで生活していけるのか」と心配し始めるように。

心配し始めた子供達

今までは、お盆やお正月など長期休みにしか顔を見せなかった息子は、1か月おきに我が家にやってくるようになりました。

顔を見ることが出来て嬉しい反面、遠いところから貴重な週末に足を運んでくれる息子に、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

息子にだって、家族がありますから。

「何かあれば力になる」とは言ってくれているものの、息子は離れたところに暮らしていて、子供はまだ小学生と中学生と、まだまだ手がかかる年齢。

それに、お嫁さんは専業主婦なので、万が一私たちと四六時中一緒に生活するとなれば、肉体的にも精神的にも大変でしょう・・・。

夫婦で入居

私たちは、これ以上迷惑はかけたくないと息子夫婦と話し合い、夫婦で入れる老人ホームを検討することにしたのです。

夫婦同室で入れる施設を条件に、片方自立で片方介護認定という夫婦の方が一緒に暮らせる施設を探しました。

でも、夫婦と言えども、体の状態が違う場合は別室がほとんど。

できれば一緒に住みたいという思いがありましたから、施設を絞り込むことにしました。

実際に見学に行った時には、他の夫婦がどのように過ごしているか積極的に話を聞きました。

夫婦で老人ホームに入居している人の話を聞いて見る

施設でのスケジュール、どの程度の介助が受けられるのか、プライベートな時間は確保できるのか。

実際に入居されている方の話は参考になります。

施設のスタッフさんの話を聞いているだけでは、書類上のことしかわかりませんから。

私のように、比較的元気で身の回りの事がこなせるなら、施設に入ることで、掃除や洗濯といった日常の面倒なことを省くことが出来ることもわかりました。

夫婦で食事

家事や介護に費やしていた分の時間で、裁縫や読書など、趣味を広げられている入居さんは多いようです。

私たち夫婦の場合も、施設へ入居した方がお互いに余裕をもった生活ができると思い、旅行気分で3か所ほど体験入居してみることにしました。

実際に入居体験をしてみる

どの施設の入居者さんも、私たちを温かく迎えてくれました。

似たような境遇の人が多かったこともあるのかもしれません。

そこでの暮らしぶりや、自分達の趣味、家族の話など、話は尽きません。

初めて会ったというのに、不思議ですよね。

もし、話すぎて気疲れしてしまっても、部屋に戻れば夫婦のプライベートな空間が保たれているのも救いでした。

夫婦二人の時間があるおかげで、私たちの今までのライフスタイルが大きく崩れることがなかったからです。

入居体験して嬉しい光景を目にすることになる!!

そんなある日、体験入居で訪れたある施設で、夫が他の人と話す姿を目にしました。

あんなに楽しそうに他の人と話す夫を見たのは、何年ぶりだったでしょうか。

足腰が弱くなってからというもの、家に引きこもりっきりだった夫。

話し相手と言えば私か、月に1回来てくれる息子くらい。

久しぶりに夫の元気な笑い声を聞いて、私はこの老人ホームに入居しようと決意したのです。

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