介護度3.4.5の方の自宅介護が現実的には無理だと感じたケース

セツ子
自分の親の介護が必要になったら、出来るだけのことをしてあげたい、自宅で過ごさせてあげたいと思うかもしれないわ。でも、介護度・医療度が高い方の介護は素人では無理があるの。
姉妹(妹)
支えている家族が介護疲れする例は、ニュースでもよく耳にするものね。
セツ子
家族の方による24時間体制での介護は、いつかは限界がくるわ。

実際にあった様々なケースを見ても、自分ではみきれないと感じて、サポートをしてくれる施設を選択する方が多いの!

姉妹(妹)
でも、どんなタイミングで決断したらいいのかしら。
セツ子
限界ぎりぎりまで介護して倒れてからじゃ遅いわ!

その前の段階で選択して決断した方の事例を紹介するから、参考にしてみて。

家族の介護疲れから入居を考えたケース

父は車いす利用で認知の症状もあるため、妹と二人で介護しています。

以前は姉妹で買い物や外食に行って楽しんでいましたが、今はとても無理。

どちらかが常に父についていなくてはいけませんでした。

父親の徘徊

認知の症状が酷いので、ちょっと目を離すと電池などを口に入れようとしたり、勝手に家を出て徘徊したり・・・とても1人にさせておけません。

自分達の自由な時間もなく、自宅介護に疲れ果てていたころ、父は脳梗塞を発症して入院。

救急病院→リハビリ病院→リハビリ施設
を経て、今は老人保健施設にいます。

特養への入居を希望してましたが、入居待ちの人数が多く、どんなに早くても1年先になると言われてしまいました。

父がいた老人保健施設は、あくまでリハビリや医療ケアを行うための施設。

1年以上待っていられるわけもなく、一旦自宅に戻ることになりました。

入れる施設を探すことに・・・

当時の父の要介護度は3。

要介護には1~5まであります。

姉妹(姉)
3なら、妹と協力すれば自宅で看れるだろう。

と、完全に介護を甘く見ていました。

実際は、父の介護を初めてわずか半年で、妹も私も体力・精神的にも限界を感じ始めました。

私と妹は、独身で仕事を持っていました。

そこにきて、予想外の父の介護。

父は一人で留守番できないので、週末に家を空けることも出来ません。

私か妹のどちらかが出かける時は、どちらか一方が父を看ていなければいけないのです。

介護中心の生活に・・・

自分の親なのだから、介護するのが当たり前だと言われれば、その通りかもしれません。

でも、私たちにも人生があります。

旅行したい

仕事をバリバリこなしたい

いずれは結婚して幸せな家庭を築きたい・・・

焦る姉

そんな夢まで諦めなければいけないのでしょうか?

このまま人生を父親に捧げてしまって後悔しないのだろうか・・・

このままだと心身ともにまいってしまうと思いました。

仕事にも影響が出てきた・・・

仕事も、今は会社に理解してもらい時短にしてもらっていますが、周りの目も厳しく感じます。

妹も、同様です。

ケアマネに相談してみた!!

当時お世話になっていたケアマネさんに相談すると、有料老人ホームの提案が。

いくつかパンフレットを見せてもらいましたが、施設によって雰囲気や規則、サービスなど全く違うようでした。

妹と話し合い、父を老人ホームに入れる方向に決めました。

自宅から近くに病院併設の老人ホームがあったので、さっそく妹と見学しに行くことに。

施設内は明るく、働いている介護スタッフの方の雰囲気もいい印象。

その後、隣町の施設も含め5~6か所見て回りましたが、立地・雰囲気共に、最初の老人ホームがいいと思い入居を決めました。

金銭的な問題が出てきた・・・

「ここにしよう」と思ったところは、月額料はかなり高額。

父の年金だけでは足りません。

でも、私も妹も働いているため、少しずつ出し合っていけば大丈夫だという結論に至りました。

姉妹(姉)
毎日のケアはプロにまかせよう。私たちは、金銭面や精神面をフォローしよう

と決断したのです。

ただ、父への説得は2人では難しかったため、ケアマネさんに同席を頼みました。

笑顔の高齢者

ケアマネさんのアドバイスで、老人ホームの契約前に父と見学しに行くことも出来ました。

最終的には、「介護する人にゆとりがないと、介護は難しい」というケアマネさんの言葉に父も納得し、施設への入居手続きを進めることに。

入所してからは週に2回交代で会いに行っていますが、自宅介護していた時よりも、お互いに笑顔が増えたように感じています。

退院を迫られたことで施設を考えたケース

私の母は、持病でリュウマチを患っていて、普段から杖なしでは歩けない状態。

人の手を借りて歩く

最初に発症したのは私が大学生の頃だから、40歳半ばくらいだっただろうか。

温泉病院に行って治療を受けたり、良いと言われる薬を試したり。

一旦症状がなくなったと思って喜んでいたのもつかの間、また再発。

結局治ることはなく、徐々に症状は悪くなる一方だった。

できないことが増えていき、落ち込む母を励ましながら、なんとか今まで支えてきた。

しかし先月、母が突然脳梗塞で倒れてしまった。

現在は回復リハビリテーション病院に入院してるが、病状は深刻だ。

左半身麻痺と高次機能障害に加え、脳の中心と大腸に動脈癌があることが、今回の入院や検査で判明したのである。

入院してまだ1月半

病院からは早くも今後のことを聞かれている。

ずっと病院にはいられないということだろう。

入院していても治るものではないから、時期が来れば早々に退院してほしいという。

素人目に見ても、麻痺が回復する可能性はほとどなさそうに見えるから、そう言われてしまっても仕方ないのかもしれない。

困る家族

ただ、今は高次機能障害や麻痺のせいで介助が無ければ食事も摂ることができない状態だ。

徐々に体が傾いてしまって落ちそうになるから、車いすに長時間座っていることもできない。

問題はそれだけじゃない。

医師からは、脳梗塞の再発や動脈瘤の破裂を回避する必要があり、血圧の調整が絶対用件だと言われている。


こんな状態で、私一人で母を看ることが出来るのだろうか?

目が行き届かなくて、母に万が一のことがあったらどうしたらいいのだろうか?


病院のソーシャルワーカーさんに相談する

特養老人ホームの空きを待つか、つなぎで有料老人ホームへ入所するのが現実的な道では・・・ということだった。

老人ホーム検討

要介護5となる母を、特に介護経験もない私が、一人で全部背負うのは不可能に近いと。

最後まで自宅で面倒を看れないのは心残りでもあるが、母の状態を考えれば、今このタイミングでの入居が一番だろう。

だが、私には老人ホームの知識が全くない。

母が退院するまで日も限られているため、1から勉強していたら到底間に合わない。

ソーシャルワーカーさんに理由を話し、有料老人ホームで、母に必要な医療を受けられる施設を何件か探してもらうことになった。

しかし、

費用がどこも高い・・・
年金では到底足りない・・・

認めたくないことだが、恐らく、母はそう長くはない。

それならば、どうにかして手厚い介護を受けられる施設にいさせてあげたい。

それに、医療依存度が高く、手厚い介護が必要な事から、費用が高くなるのはどうしても避けられない。

入居費用に悩む

お金を工面するため、母が住んでいたマンションを賃貸で貸し出すことにした。

不動産屋に相談に行くと、幸い条件の良い立地で、すぐに入居者は決まるだろうということだった。

母の年金と、マンションの家賃収入、父からの相続財産を合わせれば、何とか毎月の費用は出せそうだ。

入所が決まってすぐの段階だから、今はまだ何とも言えない。

でも、このタイミングでの決意が、私と母にとって一番だったと信じている。

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