自分にあった老人ホーム選びができなかった失敗談

セツ子
どんなに素敵で、手厚い介護を受けられるホームだろうと、ミスマッチだと感じて後悔することがあるわ。

自分にあう老人ホームを選ばないと、住み続けることが苦痛になってしまうのよ!

姉妹(妹)
設備が素敵だと思っても、すぐに入居を決意しちゃいけないのね。

じゃあ、介護度に合った施設を選べばいいということ?

セツ子
介護度や自分の体の状況だけでなく、ライフスタイルに合った選択をするべき!

あとは、事前に見学を行うこと。実際に見学に行って、その施設での生活をイメージしてみて!

姉妹(妹)
入所して、いきなり生活が変わってしまうのは、本人にとってストレスになるかもしれないものね。
セツ子
今は介護が必要ないとしても、介護が必要になった時にはどうなるのか、どうするのかといったことも考えて選ぶ必要があるわ!

急いで決めてしまったり、家族の意見や一時の自身の判断だけで決めてしまったことによる失敗談は多いのよ。

実際の失敗例を見て、正しい施設選びをするようにして!

急いで決めてしまって失敗したケース

持病の糖尿病が悪化して入院したのは1年近く前のこと。

退院後は毎日のインスリン投与が必須でした。

しかし、私は高齢で一人暮らし。

退院後に誰かの世話になることは出来ません。

今後の生活のことも考えて、老人ホームへの入居を考えました。

糖尿病は入院して完治するものではありませんから、食事や運動療法を行って検査値が安定したら退院しなければいけません。

退院までの日数は短くて3週間、長くても1か月。

時間が限られていたので、とにかく急いで施設を選びました。

糖尿病が悪化する前から、「いつかは老人ホームにお世話になるかも」と思って複数の施設を調べていました。

その中の1つに入所申し込みをすることに。

手厚い介護

要介護1でインスリン投与が欠かせないことと、今後の糖尿悪化の心配から、手厚い介護を受けられる老人ホームを選びました。

認知症ケアにも定評があり、24時間看護師が常駐していて、高度な医療対応も可能な素晴らしい施設です。

ここなら、介護状態が悪化しても一生涯暮らしていけるかと。

実際に入居してみると・・・

その施設に入居されている方々の平均年齢は80歳、平均介護度は2.8。

手厚い介護が魅力の施設なので、入居している人は重度の認知症の方ばかり。

話相手が全くいないのです。

外出も自由にできない・・・

入所前は、毎日外出するのが楽しみでした。

これといった目的がなくても、歩いているだけで気分転換になりますし、近所の子供達と軽い会話を交わすのも楽しみの一つでした。

一人で暮らしていたので、子供達の元気な挨拶一つで明るい気持ちになれたのです。

施設では、自由に外出することができません。

レクリエーションも、介護度が高い方でも参加できるようなものばかりで、今の私には楽しめないものばかり・・・。

困る高齢者

朝食は全員で同じ部屋に集まって食べなければいけませんし、自由に自分で取りに行くこともできません。

施設内にいたら、自分で動かなくていいことばかり。

このまま動かない生活が続いてしまったら、身体も弱っていくのではないかという不安もあります。

私は、将来の心配は全くないような素晴らしい施設に入所することができました。

必要な介護を受けられない人からしたら、恵まれていると思います。

でも、認知症の症状もなく、身体も自由に動くという今の私には、正直言って物足りません。

毎日の生活がつまらないとさえ感じてしまうのです。

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憧れや目先の良さだけで決めてしまった失敗事例

独身の頃はしょっちゅうハワイに行っていた私の夢は、老後はリゾート地で過ごすこと。

とはいえ英語は話せませんし、ハワイに親せきがいるわけでもありませんから、海が眺められる老人ホームへ入居しようと思っていました。

しかし、リゾート風の施設は自宅から近いところにはありません。

実際に見学や体験入居に行くのは困難なので、パンフレットを取り寄せたり、施設のHPを見たりして施設を探しました。

いくつかの施設のパンフレットの中で、一目惚れしたのが今の施設です。

海の見える部屋

居室の部屋からは海が一望できるのはもちろんのこと、なんと温泉付き。

施設の外観は、ハワイのリゾート地そのものです。

憧れのリゾート地で暮らせて、毎日温泉に入れる夢のような生活・・・!

私は、迷わず入居を決めました。

実際生活してみると・・・

しかし、実際に入居してみると、憧れの生活とは程遠いものでした。

居室からは海が見えますが、施設の雰囲気そのものが殺伐としていて、居心地が悪いのです。

いつもシーンとしていて、殺風景。

リゾート地のように笑い声や話し声が溢れているような、心安らぐ穏やかな時間は流れていません。

入居している方は部屋に閉じこもりっきりの人が多く、共有スペースはいつもガラガラ。

入居して1年たちますが、顔を見たことがない人もたくさんいます。

友達を作りたい、話し相手が欲しいと思っても、コミュニケーションが取れないのです。

「リゾート地でのんびりと」がコンセプトなので、特にレクリエーションもありません。

食事も、部屋で食べるスタイルです。

大好きな海が見えるだけで、毎日一人ぼっち。

悲しむ高齢者

最初の頃は家族や友達に電話をかけていましたが、月の電話代の請求を見てびっくり。

今では、月に1回、30分までと決めて電話をしています。

友達が恋しくなっても、遠くて会いに行くことは億劫。

家族も遠くに住んでいるので、よっぽどの用事がないと「来てほしい」とは言えません。

あまりの寂しさに退去も考えましたが、「入居一時金」の初期償却料金が高すぎて・・・。

本当は、毎日笑って過ごせるような、別の施設に移り住みたい。

でも、新たな費用もかかるし、家族にも迷惑をかけてしまいます。

やることもなく、話し相手もなく、たった一人海を見て過ごす日々。

アクティブな私にとって今の生活は、1日1日がとてつもなく長く、苦痛なのです。

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