実録!老人ホーム入居に関する勧誘トラブル

困ったことがあったら、私たちにご相談してくださる、施設のご利用者さん。

私たちを信頼してくれているのだなと、とても嬉しくなり、励みにもなります。

そんなご利用者さんから、時々詐欺ではないか?と思うようなトラブルのご相談を受けます。

最近は年金に関する詐欺、オレオレ詐欺など、高齢者を対象にした詐欺が横行していますよね。

そのようなトラブルを未然に防いでいただくためにも、今日はご相談内容をお話したいと思います。

ケース1

ある日の事。

自宅に電話が掛かってきました。

実在する大手企業の名前を名乗り、

「あなたには○月にオープン予定の老人ホームに優先的に入居できる権利が当たりました。必要ないならば、入所をご希望されている方に権利をお渡ししたいと思っています。その権利を是非当社にお譲りいただけないでしょうか。介護が必要なのに、入所待ちでなかなか施設に入れない困った方々がたくさんいらっしゃるので、当社はそのような方々のお力になりたいのです。」

という内容のものでした。

『介護が必要なのに困った方々がたくさんいらっしゃる』…。

そのような事を言われると、とても他人事とは思えず、少し興味を持ちました。

どのようなものかお話を聞くと、

「権利を放棄していただけるなら、本日より5日以内に権利放棄の手続きを行っていただきたいのですが。」

とお話されました。

『5日以内』と具体的に日にちを指定されたので、焦らせてすぐに手続きをさせる事が目的かな?と不審に思い、手続きを行わないことにしました。

電話口でお断りしましたが、色々としつこく話してきたので、申し訳ないと思いつつ、一方的に電話を切らせていただきました。

またかかってくるかな?と思いましたが、その後は電話が掛かってくることはありませんでした。

実録!老人ホーム入居に関する勧誘トラブル㈰ (Unicode エンコードの競合)

こちらは今流行の「買え買え詐欺」です。

老人ホーム入居権に関する劇場型勧誘と呼ばれるもので、相談が急増しています。


「入居しないのであれば、入居したくて困っている人に権利を譲って欲しい」

「入居しないのであれば、被災した人に権利を譲って欲しい」


などと、介護に困っている人や被災して困っている人などへの支援を装う、同情してしまいそうだけど実は詐欺、というケースがよくあります。

気をつけてくださいね。

また、「断ると役所から○○万円請求されてしまう」など、公的機関の名称を出し、不安をあおる手口もあるようです。

ケース2

ある日突然、全く知らない業者さんから電話が掛かってきました。

「○○老人ホームのパンフレットをお送りしました。お手元に届きましたら、こちらに折り返しお電話いただけますか?」

という内容でした。

数日後、言われた業者さんの名前でパンフレットが自宅に届きました。

早速電話をかけてみると、「権利を譲って欲しい人がいますので。変わりにご署名頂き、申し込みしていただけませんでしょうか?」

との事でしたので、指示された通りに実行しました。

さらにその数日後、今度は○○老人ホームの担当者さんからお電話がかかってきました。

「あなたの行った行為は名義貸しという行為で違法にあたり、罪になります。100万円のお支払いをお願いします」と言われてしまいました。

実態不明の商品や権利を購入させる詐欺


「あなたに権利がある」

「変わりに申し込みを行ってください」

「名義を貸してください」


などと言って勧誘してくる不審な電話は、実態不明の商品や権利を購入させる詐欺です。

大手企業の名称を出すことで相手を安心させ、個人情報を聞き取ることがあります。

また、今回のように複数の業者が次々に表われ、様々な理由を述べて金銭を要求されてしまいます。

いずれの詐欺も、一度相手に渡してしまった金銭を取り戻すのは困難です。

絶対に支払いをしてはいけません。

このような金銭に関するトラブルは消費者生活センターが相談に応じてくれます。

実録!老人ホーム入居に関する勧誘トラブル㈪ (Unicode エンコードの競合)

しかし、ここに限りません。

困りごとをお気軽に相談できる機関、「地域包括支援センター」もありますし、担当のケアマネージャーさんはもちろんの事、利用されている施設でご相談なさるのもいいと思います。

お1人で悩まず、お気軽にご相談なさってくださいね。

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