食事は大事!!老人ホームの食事はおししくないって本当??

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老人ホームに入居されている方の楽しみ、それは「食事」であると言い切ってもよいですよね。

それほどに「おいしいものを食べられる事」は、日々の生活をする中で「生きている幸せ」を感じられることだと思います。

私が勤めていましたグループホームでも、入居者さん達が毎日の食事を楽しみにして、生活されている様子を感じていました。

そちらでは、カウンターキッチンの前に、入居者さん達が食事をするテーブルやテレビが置いてあります。

そこでお好きなテレビ番組を見ながら、いろいろとおしゃべりをし、職員とも気軽にコミュニケーションをとれるようになっています。

そして、料理の途中のにおいや食材を刻む包丁の音、食事作りの雰囲気を感じてもらいながら、お待ちいただけることになります。

人間というのは五感で感じることで、食欲がわき、「食べたい」という意欲が出るそうですね。

そのため、このような環境は入居者さんにとって、良いことなのだろうなと仕事をしながら感じていました。

時には食事作りをお手伝いいただくこともあり、その後は職員も一緒に食事をする形になります。

大きな施設では、入居者の方々の食事風景を、周りで職員さんが見守るといったところも見られます。

私が伺った特別養護老人ホームでは、入居者さんは歌謡曲の流れる食堂で黙々と食事をするといった感じでした。

介護施設もいろいろなところがあるため、食事の様子も様々となるようですね。

少人数で生活をするグループホームでは、家庭的な雰囲気の中で食事ができるため、介護施設における理想の食事風景と言えるのかもしれません。

ところでみなさんは、老人ホームのような施設では、どのようなメニューで食事を摂られていると思いますか?

「お野菜の炊いたもの」「魚の煮つけ」「お漬物」「おみそ汁」といったイメージでしょうか?

一般的に高齢者の方の食事といえば「薄味のメニュー」「和食が中心」といったものになるのではないでしょうか?

以前に祖母が食事をしていた光景は、「そんなな雰囲気だったような・・」といった感覚が残っていたのですが・・。

ですが、入居者さん達の食事風景を見ると、意外と「高齢者の方らしくない食生活」を好まれるものなのだな感じました。

といいますか、私たちが好む食事とあまり変わらないなと感じ、お肉や揚げ物もお好きなようですね。

薄味は、健康の為といった部分が大きいのでしょう。

個々の健康状態に合った食事を提供

施設の方でも、肥満を避けるために、また健康のためにも、できるだけ脂肪分の少ない、薄味の食生活を理想としているようです。

高齢者の方の中には、腎臓病や糖尿病といった、食生活にも注意が必要な方が多くいらっしゃいます。

そこでコレステロールゼロの油を使用したり、材料にも気を配るようにして料理をしています。

逆にお一人暮らしの高齢者の方達のお話を聞くと、あっさりとした「高齢者らしい」食事を好まれているなと感じたことがありました。

施設の中で人との交流を活発にされ、家庭的な雰囲気の中で食べる食事の方が、食欲も増すことになるのかもしれませんね。

ある時、私が高齢者の食事に関しての勉強会で聞いたことには驚かされました。

それは、「介護施設の食事については、悲しいけれど理想通りにしていては施設の評判が悪くなる」というものでした。

体に良い食事作りを心掛ける施設は、素材の味を大切にした薄味を基本にしているところも多いようです。

ですが、高齢になると塩味も感じにくくなり、薄味にすると食事をまずく感じる方が出る。

「多くの方に満足頂くには、少々濃いめの味付けの方が評判が良いようです・・でも体の為にはそうもいきませんし。」とのお話でした。

高齢者ほど薄味を心掛けたいのに、味覚の変化が起こってくるというのは、どうにも残酷なことですよね。

ただし、施設の中でもそうなのですが、味付に物申す方はわりとご意見番的な方が多いのですよね。

職員から見ても気持ちの優しい、対応に困らない入居者様は、職員の工夫をわりあい受け入れてくれるものなんです。

本当はそういった方の希望を、しっかりと受け止めていくことが大切だと思うのですが・・なかなかむずかしいものですね。

【老人ホームを選びのポイントはこちら】
食事の献立と対応時間は老人ホーム選びの重要なポイント

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