要支援の方の老人ホームの選び方

セツ子
要支援の方の老人ホームの選び方は、

①住み心地&近隣環境>②費用>③介護体制

でしぼりこむのよ!

要支援者
一応、介護認定されているわけだし、

介護体制が先になるのでは?

セツ子
介護認定を受けているとはいえ、
介護サービスはそれほど必要のない状態でしょ。

介護体制とか安心面を1番に考えて決めてしまうと・・・

後悔することになるわよ。

要支援者
後悔って…
なんで?
セツ子
要支援の方を対象とする有料老人ホームには、

混合有料老人ホームや介護付きもあるのよ。

その種類の施設の入居者の割合は、

どちらかと言うと要介護者が多くて、

施設の体制によっては自由な生活ができないの。

そうなると、

その不自由さでストレスになることもあるし、
出歩かなくなって体が弱ることも。

要支援者
確かに、寝たきりの方が多い施設は嫌だわ。

自由な生活だって変えたくないわ!

セツ子
まだまだ元気な要支援の方なんだから、

これまでのライフスタイルを保ちたいでしょ。

だったら、住み心地&近隣環境

を1番に優先させるべきよ!

介護体制は3番目に入れておけば十分。

要支援者
費用はどうなるのかしら?
セツ子
要支援の方の場合、

施設にかかる費用とは別に、介護保険ではまかなえない費用も別途負担するわ。

入居費用以外にどのような費用がかかるかをよく確認しておくことも大切だから、

2番目に費用となるわね。

要支援者
なるほどね!

こだわりからしぼる!体の不安も解消できる選び方

優先する項目順に説明していきます。

条件に合った施設を3つ程度まで絞りこめたら、必ず見学に行きましょう。

どんなに新しく、安心できそうな施設でもあっても、パンフレットや人の情報だけで決定してはいけません。

重要

自分の目で見ることが重要です!

見学の際のチェックシートを持参して、自分にあった施設を選んでください。

pdf要支援の方の老人ホームの選び方チェックシート

では、具体的にそれぞれの項目で、どのような事を考えて絞っていけばいいのか?

詳しく説明していきます。

①住み心地・近隣環境からしぼる

どんな施設に入居すれば変化なく生活できるのかを考えましょう。

施設の建物内だけでなく、施設外での生活も考えたうえで絞ることがポイントです。

部屋の大きさやキッチンの有無などです。

施設の種類によって、部屋の広さは異なります。

施設によっては、設備にも違いがあります。

居室だけでなく、共同スペースも同様です。

どんな施設なら住み心地よく生活できるのでしょうか?

マンション暮らしに抵抗がある場合

平屋または2階建て程度の住宅タイプの施設を選んだ方がいいでしょう。

老人ホーム施設

現在住んでいる家に庭がある場合


敷地内に緑があったり、部屋から庭が見えるような施設というのもポイントになりますね。

このように、求める環境について考えてみましょう。

以下、住み心地に関しての項目の一部となります。

確認してみてください。

居室は広い部屋がいい?/狭くてもいい?

老人ホームの広さ (※バス・トイレを含む)は、10.65㎡(少し古いタイプのビジネスホテルのシングル)~25.00㎡(シティホテルのツインかダブル)
  • ベランダ菜園ができる/必要ない
  • キッチン付きがいい/必要ない
  • 居室にお風呂がついている/必要ない
  • 居室のお風呂とは別に大浴場がほしい/必要ない
  • 自由な時間に食事が食べられる/こだわらない
  • 新しい施設がよい/古くてもこだわらない
  • マンションタイプがいい/平屋や2階建てがいい
  • 敷地内に緑がある施設がいい/必要ない

pdf要支援の方の老人ホームの選び方チェックシート

セツ子
要支援の方の施設選びでは、

住み心地を考えた場合に注意したほうがよい

ポイントがあります。

住み心地を考えた場合に注意したいポイントとは

要支援を受け入れている老人ホームの場合

軽い認知症の方や要介護1,2レベルの方も入居対象となっているホームも多くあります。

ホームによっては、居室が同フロアで共有スペースも、介護レベルに関係なく共同で利用することになる施設もあります。

逆に、きちんと階を分けている施設であるなど様々です。

重要

入居条件とは別に、実際にはどんな状態の方が多く入居されているのか、確認しておきましょう。

要介護や認知の方が多く入居されているホームの場合には、以下を確認

  • 介護レベルによってフロア分けされているか?
  • 外出に厳しくないか?
  • 共同生活を無理強いされないか?

    また、施設内の生活だけではなく、当然のように外出もするはずです。

    施設の場所、周辺の環境についてもよく考えてみてください。

    • 徒歩で行ける距離に銀行やコンビニ、スーパーなどがある
    • 交通の便(駅まで徒歩でいける。バスで5分など)がよい
    • 散歩できる公園や遊歩道がすぐ近くにある
    • 住み慣れた地域にある施設がよい

    これはほんの一部ですが、どんな事をどこまで求めるかはそれぞれです。


    • これは嫌!!
    • これだけは譲れない!!

    など、条件をあげてみてください。

    pdf要支援の方の老人ホームの選び方チェックシート

    ②費用からしぼる

    施設を利用する場合

    一時金(または敷金)と月額費用の予算を考えなくてはいけません。

    なお、一時金や敷金がかからない施設もあります。

    しかし、その分月額費用が高く設定されている施設もあります。

    よく確認することが必要です。

    それに加えて介護保険サービスを利用すれば、当然ですが介護サービスの利用料も発生します。

    外部の事業所の介護サービスを利用するような施設では、要介護度に応じた自己負担分を毎月支払います。

    注意

    この自己負担分ですが、施設ごとでも違いがあるので注意が必要です。

    介護付き有料老人ホームの場合

    介護付き有料老人ホームは、他の種類のホームよりも要介護者に対する介護・看護職員比率が高くなります。

    そのため、一定の職員が配置されています。

    このような場合には、その分の人件費を負担させられる場合もあります。

    更に、


    • 介護保険の対象外となる買い物の代行
    • 生活支援サービス
    • 介護保険の対象外のサービス

    上記には費用が別途かかることを確認してください。

    介護保険対象外のサービス


    ・食事の居室配膳

    ・行政への手続き代行

    ・買い物代行

    ・外出時の付き添いなど・連携医療機関以外への通院介助

    重要

    体の状況によって、必要なサービス、かかる費用は異なってきます。

    このようなことも踏まえたうえで、予算を考えて、施設を絞ることがポイントです。

    ③介護体制からしぼる

    個人によっても異なります。

    セツ子
    要支援状態とは

    日常生活は自分でできるものの、

    身体または精神上の障害から、

    手助けが必要という状態ですね。

    体への負担を軽減して、これ以上悪化させないようにすることも考える必要があります。

    現在、どういう状態なのかを把握することから始めましょう。

    杖をついた老人

    日常生活は基本的には可能だけど、入浴などに一部介助が必要という場合。

    必要なサポートを受けられるのはもちろん。

    介護サービスとして機能訓練がある施設であることもポイントになります。

    安心について考える場合

    以下を参考にして絞ってみてください。

    • 悪化を防ぐための介護予防サービス(機能訓練)が必要/必要ない
    • 施設内にきちんとした医療や介護体制(随時、医療・介護職員がいる)が整っていることが必要/必要ない
    • 要介護1や2へと進んでしまっても対応してくれる施設がよい/必要ない
    • 外部との医療・介護事業所との連携がとれている施設がよい/必要ない
    • 介護付きではないホームの場合でも、サービス提供時間以外の見守り、安否確認等の体制が整っているところがよい/必要ない

    pdf要支援の方の老人ホームの選び方チェックシート

    事例

    住み心地&近隣環境>費用>安心

    実際に、この条件で既に老人ホームに入居された方事例を紹介します。

    事例1

    ご主人様に先立たれたBさん。

    子供家族も遠く離れた地域に住んでいたため、独りでの生活に不安を感じて探し始めました。

    要支援者

    住み心地&サービス(食事やアクティビティ)&近隣環境

    で考えました

    • 子供夫婦の居住地に近い施設である
    • 交通の便がよく、駅まで徒歩5分またはバスで5分程度
    • 居室に浴室設備がある
    • 居室にキッチンがある
    • 掃除洗濯が自分で行うのが辛いので、介護事業所または代行業者と連携している
    • サークル活動までとはいかなくても、友達を作れるようなレクなどのアクティビティがある
    • 友達は作りたいが、プライベートが確保されている
      (女性特有のグループで行動などは避けたい)

    この時点で、3つの施設にまで絞ることができました。

    次に、費用について考えてみました。

    条件を設定

    入居時の費用が300万円以下
    月額15万円程度の予算でいけるところ

    2つのサービス付高齢者向け住宅が残りました。

    ケアマネの女性

    介護体制について


    • 生活相談サービス
    • 日中時に介護スタッフが常駐している

    条件を2つともクリア。

    2つの施設に見学の予約。

    本人が実際に見学および体験入居することに。

    自分の価値観にあった、プライベートを保ちつつも、楽しく過ごすことができそうな施設を見つけることができました。

    1. 介護士がいるとは限りませんが、夜間もスタッフが常駐。
    2. 費用も敷金が13万円、月額費用約12万円

    予算よりも安く抑えられた施設に決めることができました。

    事例2

    70歳を超え、独り身での男の独身生活に不安を感じ、老人ホーム探しを始めたAさん。

    要支援2と認定。

    自立した生活を送れるものの、掃除や食事までは大変という状況でした。

    住み心地&サービス(食事やアクティビティ)&近隣環境を考えました。

    • 居室に浴室設備がある
    • 掃除洗濯が自分で行うのが辛いことから、介護事業所または代行業者と連携している
    • 囲碁や将棋など、同じ趣味を持つ人がいる
    • たばこが吸える
    • 館内に図書室、または、図書館が近くにある
    • コンビニが近くにある

    この時点で、5つの施設にまで絞ることができました。

    図書館で本を読む

    次に、費用について考えました。

    公務員だったため、一時金や敷金がかかる施設でも退職金2000万円程度までは費用にあてることができる。

    月額費用も18万円程度まで用意できるという状況でした。

    この時点でも、該当する施設はまだ5か所程度ありました。

    最後に介護体制からしぼりました。

    • 介護予防サービス(機能訓練)があること
    • 要介護度が進んでも転居する必要がない施設

    これを絞り込んできた施設に当てはめた結果、残る施設は3つになりました。

    実際に見学に行きました。


    • 施設の雰囲気
    • スタッフの対応
    • 居室や共同スペース
    • 入居者の様子

    上記を確認。

    • 囲碁ができる部屋がある
    • 図書室がある

    Aさんのこだわり条件をクリアし、費用も一時金10万円。


    月額15万円とクリアした住宅型有料老人ホームに決めました。

    スタッフの対応もよく、週3回の掃除や洗濯もしてくれる!!

    ライフスタイルを変えることなく、面倒のない生活ができる老人ホームへの入居ができました。

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