介護が負担になっていく〜認知症・麻痺の方の介護について考える『利用者と介護士の気持ちとは』

老人ホームや施設などを利用者している方の中で最も大変と言われているのが、麻痺。

動けるけど介護している側が苦労するのは認知症です。

こちらの病状を持っている人を介護することは、介護側にとって重要なもので、悲しいかな仕事が増えてしまうのが現実です。

要介護度が高いと、やはり介護を行う側には負担になっていくのです。

それは当たり前のことですが・・・。

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・麻痺について

麻痺というのは脳の障害で起こる事が多いですので、大体が脳梗塞になって脳の血管が詰まり、その後、後遺症となり障害が出てきます

右脳に障害が出れば左側に麻痺が出て、左脳に障害が出れば右側に障害が出てきます。

脳の反対側に麻痺が出てくるようになり、そして、最も大変なのが、両麻痺の全介助です。

こうなると、動く事も自分で食事を取る事もできなくなってしまうので、排泄も食事も更衣も、全て介助が必要になります

パーキンソン病などで完全に体が硬直している人の場合の、毎日の着替えはもっと大変になってきます。

体が完全に固まっているため、袖を通す事がなかなかできない方が多いので、介護の仕事が初心者ですとかなり時間がかかってしまいます・・・。

そして、着替えと同様に時間がかかるものといえば、毎日必ず必要な食事の介助です。

これは、15分くらいは確実にその人につきっきりになってしまうので、時間的に忙しい朝の時間だと完全にその麻痺の人が何人かいるだけで、朝が終わってしまいます。

老人ホームや他の施設には、もちろんこういった高齢者はいらっしゃいますので、介護の勉強などでは麻痺の人の介助をまずは覚える事になります

片側に麻痺のある方をどう介助するかという事などが授業で行われ、介護系の資格を取ろうとするならばどうしても避けられないのが、麻痺のお年寄りをどう安全に介護してあげることができるかがとても大切になります。

・認知症について

認知症は、年齢の数と同じ割合でかかると言われています

70歳ならば、70パーセント、80歳ならば80パーセント、90歳ならば90パーセントの確率と言われているので、お年寄りにとっては身近な問題で、介護の世界で言っても同じです。

どの施設にも認知症の方はいらっしゃいますので、認知症と一言で言っても程度があります

ちょっと物忘れが多い程度の認知症とは見えない人から、徘徊汚染行動意味不明な言動を繰り返すなど重度が高い認知症の人もいます。

程度も様々になります。

本当に投薬が必要ない利用者や、何錠も薬を飲んで認知症を抑えている利用者もいます。

そんなに薬を飲んで大丈夫なのかと心配になるほどの方から、この方は家でも十分に過ごせるのではないか?と思うくらい元気な方もおられます。

 

白いバラ

・麻痺・認知症がある人

麻痺と認知症の両方がある人というのは、介助するほうにとっては予想以上にとても大変な仕事になります。

ただ、麻痺がある人というのは、言語に問題がある人が多いです。

つまりは話しても聞き取りにくい、完全に言葉が喋れないという人まで様々いますので、どうしても介護が作業的になりがちです。

これが、麻痺だけだと頭では分かっているので、時には口調がキツクなったり、認知症のだけの人ならば程度はあれ、会話が成立する事が多いので、コミュニケーションは取ることはできます

ただ、両方の障害を持ち合わせてしまうと・・・

・言葉が通じない
・通じたとしても話が噛み合わない
・動くことが困難になる
・トイレに行くことができない

など、作業的に時間がかかりすぎると、介護している側も時にはどうしていいのかわからなくなる時もあるのが現実です。

でも利用者側も介助してもらっているのを十分に分かっているので、どうしていいものか悩んでいる人も多数いらっしゃいます。

しかし悲しいことにそうした利用者は虐待の対象となりやすく、ニュースで見るような虐待の多くは悲しい現実ですね。

何処の施設でも、体に不調を抱えた方が多いですから介助は簡単なことではありません・・

単純に文句を言うだけの利用者ならば、優しく話を聞いてあげるだけでいいのですが・・・。

どんな仕事も大変ですが、やはり人を介助するという、体力的にも、心理的にも大変さが多いこの仕事ですが、でもその分やりがいも大きいのです

 

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