異性に対して入浴・排泄ケアするとき注意すべきポイントとは?異性介助の注意点

昔は介護をしてくれるスタッフを選ぶなんて利用者さん(入所者さん)はいませんでした。

現代社会において、自己主張をする人が増えてきましたね。

そのため、当然の権利ではありますが、今まではあまり見なかった、自分の思いを主張する人たちがぐんと増えてきたように思えます。

介護の現場では、当然

異性のスタッフに介護されるのは嫌だ。」

とおっしゃる利用者さん(入所者さん)もいます。

逆に、異性のほうが変に気を使わないので気が楽、という方もいらっしゃいます。

限られたスタッフの人数の中で、たくさんの利用者さん(入所者さん)に細かく対応していくのは正直難しいですよね。

5異性に対して介護するとき注意すべきポイント?㈰ (Unicode エンコードの競合)

私達が遭遇した例を、今回は少しお話しましょう。

女性利用者さんが嫌がる例

異性の介護に抵抗を感じるのは、比較的女性の利用者さん(入所者さん)が多いように思えます。

最近あった例をお話しましょう。

利用者さんA:80代・女性・認知症は歳相応で、比較的しっかりしている
入浴がとても楽しみでデイサービスを利用中。脳梗塞による半身マヒがある。

介護スタッフB:50代・男性・全身的にやや毛深い

介護スタッフBが入社してすぐに、入浴介助を担当するはずだった女性介護スタッフが体調不良で早退することがありました。

新人ということもあり、任せることが出来る仕事内容は限られていました。

その日の利用者さんはアルツハイマー型認知症だったり、ケアに少し手のかかる方々が多い日でした。

そのため入浴の時間、介護スタッフBをホールに配置するのは不安がありました。

しかし人手不足ということもあり、ベテラン介護スタッフと一緒に介護スタッフBは入浴介助を行うことになりました。

利用者さんAはとても温厚で、人の気持ちを思いやる優しいおばあさんという感じの方です。

Aさんはいつも入浴を楽しみにしていたのに、この日はすぐにあがってしまいました

たまたま体調が悪かったのかな?と、そんなに気にかけなかったのですが…。

夕方になり、私にこんなお話をしてきました。

申し訳ないんだけど、あのBさんという介護員さんがお風呂だと、私、入りづらい。あの毛むくじゃらな腕でお風呂のお手伝いをされたくない

とおっしゃいました。

やはり、女性からしたら何歳になっても女性。

いくら介護スタッフといえども、男性に裸を見られるのは抵抗がありますよね。

さらに、ビジュアル的にも、その人の好みではなかったようです。

気にならない利用者さんもいらっしゃいますが、配慮不足だったと反省

それ以降は、女性利用者さんには女性スタッフを、男性利用者さんには男性スタッフを配置するようにしました。

実際、男性スタッフのみの対応は正直不安なこともあるため、場合によっては女性スタッフも配置することがあります

5異性に対して介護するとき注意すべきポイント?㈪ (Unicode エンコードの競合)

男性利用者さんが興奮する例

こちらは普通に接しているつもりでも、利用者さん(入所者さん)が勘違いしてしまう例もあります。

入所者さんA:男性・80代・てんかんを煩っており、デパケンシロップというお薬を内服中

介護スタッフC:女性・20代・てきぱき仕事をこなす明るい性格

夏場の夜間、おむつ交換の時間のときのお話です。

介護スタッフCが1人でおむつ交換をしていました。

蒸し暑く、1人でバタバタとおむつ交換をしていたので、汗をかきながら、多少息が上がっていたようです。

そんな状態で利用者さんAのおむつ交換を行おうとしたとき、こんなことを言われました。

おめぇも好きだな。こっちに来い

物凄い力で入所者さんAの胸に向けて腕を引っ張られてしまいました。

このてんかんのお薬には、性的興奮を助長させるという副作用があります。

そのため、まれにこのように高齢でも性的に興奮してしまう場合があります

介護スタッフCは一心不乱にお仕事をしていただけなのですが、汗をかいて少し息が上がっていたのです。

薬の副作用で性的に興奮していた所におむつ交換に行ってしまったので、勘違いさせてしまった例です。

介護スタッフCは、夜間のおむつ交換で、睡眠を妨害してはいけないと思い、声をかけずにおむつ交換を行おうとしたそうです。

それが入所者さんAを勘違いさせるきっかけになったのかもしれません。

今後は、入所者さんのケアを行う際、昼夜問わずにきちんと

今から○○をしますね

と伝えることで、勘違いの可能性を低くしようと取り組むことになりました。

忙しいとついつい言葉数が少なくなってしまいがち

でも、いくらお世話だからと言っても、

無言でケアされたら…

驚きますよね。

忙しいときでも、きちんと声がけ、なかなか難しいですが気をつけていきましょう。

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