老人ホームの室温管理は大丈夫?

去年の夏も暑かったですね。

今年の夏はどのような天候になるのでしょうか。

猛暑だったり暖冬だったり、かと思えば寒冬だったり…。

今年は熱中症で救急搬送されたり、不幸にしてお亡くなりになる方もいらっしゃいました。

このようなニュースばかり目にしていると、老人ホームではきちんと空調管理がされているか心配になりますよね。

私たちでもあのうだるような暑さに滅入っていたのに…。

なおさら、高齢の方々は著しく変化している現代の環境の差に対応することが身体的に厳しいと思います。

老人ホームを利用されている方々が快適にお過ごしいただけるよう、空調管理はとても大切な役割を担っています。

エアコン温度の仕組み

私たちの老人ホームでは、それぞれのお部屋はもちろん、食堂やホール、廊下などにエアコンを設置しています。

エアコンを一箇所でコンピューター管理しているわけではないので、それぞれの場所で温度設定を変えることが可能です。

と言いますのも…。

よくあるのが集中管理している施設。

「館内すべてのエアコンの温度を28度に設定しています」

などという張り紙をご覧になったことはありませんか。

このような場合、きちんと温度設定が管理されているので、私たちが安易に温度設定を変更することはできません。

電源のON、OFFしか操作が出来ないということです。

こちらはメリットもデメリットもあります。

まず、むやみやたらに温度変更が設定できないので、エアコンの操作が分からない人が誤って温度設定を変更してしまうリスクが軽減できます。

無理な温度設定の変化で、無駄なエネルギー消費を防ぐことができるため、エコロジーです。

でも、これだけでは気温の変化に対応するのが困難な場合もあります。

エアコンの温度設定が28度でも、気温が高くて日差しが強い日には室温が28度にならない場合もありますので、思うように管理できないというデメリットもあります

私たちの施設は、それぞれ温度変更が出来るようになっています。

前にお話したように、間違って設定温度が変わってしまう可能性もありますが、私たちは皆さんのお部屋を巡回する時、お部屋に設置している温度計を見て室温を把握していますし、同じくエアコンの温度や運転状況もチェックしています。

老人ホームの室温管理は大丈夫?㈰

 

エアコンは体によくないの?

高齢の方々がよくおっしゃるのが
「エアコンって体を壊しそう」
というお言葉。

確かに体を冷やして、体調を崩してしまうイメージがあると思います。

これは大げさな表現ですが…。

例 設定温度を18度の場合

設定温度を18度にして、風量を「強」などにしていれば体は冷え切ってしまいますよね。

でも、適度に適温で使用するには、体に対する影響は強くないということです。

むしろ、暑いのに無理してエアコンを使わない方が脱水や熱中症を引き起こすきっかけになり、命の危険にさらされます。

このような理由から、私たちの老人ホームでは、暑い日は我慢せずエアコンを使用するようにしています。

中にはエアコンが苦手という方もいらっしゃるので、お相手に合わせて適温が保てるよう、工夫しています。

エアコンが苦手な人への対応

どうしても真夏は窓を開けただけでは不十分。

エアコンの力を借りないと、室温が上昇して、熱中症や脱水症を引き起こしてしまう可能性があります。

でも、中にはエアコンが苦手な方もいらっしゃるんですよね。

そのような方には、扇風機の前に氷を置きます。

これは、大きなペットボトルに水を入れて凍らせた状態にし、洗面器の上に置きます。

これを風にあてると、お部屋が涼しくなるんですね。

そのほか、お水を張った洗面器にドライアイスを入れるという方法も行っています。

老人ホームの室温管理は大丈夫?㈪

どちらにしても、必ず水分補給はこまめに行っていただきます。

トイレが近くなるから…と、あまり飲み物を飲みたがらない方もいらっしゃいますが、ここは心を鬼にして、こまめに水分を補給していただくように配慮しています。

エアコンをしていても、室内が乾燥しますので体から水分が奪われます。

そのため、こちらもきちんと定期的に水分補給していただき、皆さんの体調を管理させていただいているので安心ですよ。

【参考】老人ホームによって異なる設備と暮らしの環境

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