プライベートを重視!新しい老人ホームが人気

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最初に何故ユニット型の施設が出来たのか?というご説明をさせていただきます。

少々、法律に関するものですので、文章が硬くなりますがご了承下さい。

2000年(平成12年)に介護保険という制度が導入された事はご存知でしょうか?

この介護保険制度の導入に伴って、40歳以上の方は介護保険料を支払うことになっているのです。

会社員の方は給料明細から天引きされていますし、年金生活の方は年金から差し引いた額を受給されていると思います。

ご存知でない方は、給料明細などを見て頂くと介護保険料として天引きされていることが分かります。

介護保険制度の導入の目的は、医療費の負担軽減と自宅で老人介護を進める為のものですが、実は自宅での介護件数は減少しています。現実は自宅で介護するということは、非常に難しいですね。

もともと、老人ホームに入られている方がご自宅で生活を始めるには、それなりの介護用品を揃えなければいけません。

また、物理的にも手すりを付けたり、ベッドを用意したりと費用も掛かります。

家族がお仕事されている家庭では、介護すること自体が困難です。

急に自宅で介護と言われても、正直、困ってしまいますよね。

そこで、大手企業が福祉分野にも参入してきて、今や老人ホームの数も増えているのです。

企業が経営している老人ホームは、多くは有料老人ホームです。

介護内容は変わりませんが、既存の老人ホームより若干値段が高い事とホテルのような高級感があることでしょうか?

老人ホームの種類

老人ホームにも、軽費老人ホーム・介護(介護付き)有料老人ホーム・養護老人ホーム・介護特別養護老人ホームなどの多くの種類があります。

施設に「介護○○老人ホーム」というふうに、介護が付いている老人ホームは、介護認定を受けて該当された方だけが施設を利用できる仕組みです。

介護特別養護老人ホームとは

さて、やっと本題に入りますが、ここでは、「介護特別養護老人ホーム」を取り上げてみたいと思います。

今までの老人ホームでは、8人部屋・4人部屋・2人部屋・個室など病院のような部屋の作りになってます。

しかし、介護保険制度が導入された後の施設は1ユニット10人・全個室でないと許可が下りなくなりました。

これは、個人保護法が大きく関与していて、プライバシーを守る事から始まります。(ただ、古くからある施設は、個室とは限りませんので、注意してください)

大体、1フロアに3~5ユニットがあります。

いくらユニット型で個室といえども、集団生活には違いありません。

そこで一番の問題が人間関係ですね。

相性の良し悪しはどこにでもある問題です。

実際に相性が悪く喧嘩になることも珍しくありません。

また、ユニットには男性も女性も一緒ですので、気性の荒い人、静かな人、面倒見の良い人、しっかりしている人、だらしがない人と色んな人がいるわけです。

スタッフが部屋の割り振りをするのですが、誰から見ても問題があると判断した時には、お部屋を移動してもらうこともあります。

ただ、ご高齢の方は我慢強い人が多いので、無理をしている人も中にはいると思います。

忙しいスタッフは、問題が発生しなければ気付きません。

ですから、ご家族が面会の時に「生活しやすいか?」「何か困っていることはないか?」などを確かめて欲しいと思います。

ユニット型のメリット

ユニット型の一番のメリットは、食事やレクリエーションの集団行動以外は自分のお部屋で一人でくつろげる事です。

多くの施設は個室に鍵が付いていますので、むやみに他人に開けられる事もありません。

同じユニットの中に嫌な人や苦手な人が居たとしても、部屋に引きこもってしまえば余計な神経を遣う必要がありません。

性格的に内向的で上手くコミュニケーションが取れない方でも、気楽に生活出来ると思います。また、人との交流を避けたい人等にも最適です。

反対に社交的で人との交流を求める人は、リビングでのんびりと過ごすことで、気の合うお友達を作る事も出来ます。

勿論、スタッフも最低でも一人はいますのでお話出来ますし、退屈せずに過ごすことが出来るでしょう。

このようにプライベートを重要視されていて、何かあればナースコール一つでスタッフが飛んでくる安心感は、施設を利用する上で大きなメリットと言えるでしょう。

以上、ユニット型について、お話をしてきましたが参考になったでしょうか?

あくまでも、こういうメリットがありますよ。というお話なので、選ぶ時には頭の隅にでも置いているだけで良いと思います。

One Response to “プライベートを重視!新しい老人ホームが人気”

  1. MMM より:

    私は、長年、色々な老人病棟および老人ホームでナースとして働いてきました。(主人の転勤により、職場を変えました。)その経験から書きます。

    知能のしっかりしているお年寄りであれば、ユニット型はプライバシーが確保されメリットありでしょう。しかし、認知症の進んだ人、寝たきりの人にとっては、ユニット型が逆に死角を作り、スタッフの目が行き届かず、事故や急変に気がつかない等のデメリットとなってしまうでしょう。

    介護職員は、どのホームでも不足していて、介護報酬の引き下げなどでさらに、ホームの経営は厳しく、ユニット型の作りの建物は、タダでさえ少ない職員の目がさらに行き届かず、転倒事故や誤飲事故の発生を引き起こす要因となってしまいます。

    ユニット型であれば、大部屋タイプよりも、おむつ交換も食事介助も、胃ろうの交換も全てにおいて、手間・時間が掛かり、作業的には非効率で、結果、少ないスタッフが煩雑な作業と事故の後処理に終われ、退職者も増し、悪循環に陥っている施設が多く見受けられます。

    ユニットタイプは、グループホームのように介護度の低い老人であれば良いでしょうけれど、老人の特性上、持病にしても運動能力にしても現状維持できれば良いほうで、通常であれば悪化していくのが常であることを考えると、ユニット方で当初は、そこが合っていた人でも、脳出血等の発症により
    身体機能の低下が起きた際は、ユニットタイプが逆にその人の特性において不適合となり、にもかかわらず他の施設の受け入れも難しく、介護しにくい環境での入居を強いられる状態となる可能性が大きいでしょう。

    それを思うと、ユニットタイプがメリットとは、私にはとても思えないです。

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