特別養護老人ホームと有料老人ホーム選ぶならどっち??

2014-12-12 11.45.33

介護保険制度導入前は、シルバーハウスや高齢者用マンションが多く、入居するにも高額の費用が必要でした。

普通のマンションと同様に管理人が一人で常駐しているか、若しくは、少人数のスタッフで対応している所が多かったですね。

この種類の入居には、「介護を必要とした場合、退去する事」が契約に掲げられていました。

利用する人にとっては、良い様な悪い様な…といったところでしょう。

両者の違い

しかし、現在では一般企業の参入もあり、「介護付き有料老人ホーム」が多くなりました。

国からの助成金が出る事もあって、こぞって乱立しています。

そして、既存の特別養護老人ホームも増設するなど、まるで競争しているかのように、多くなってきました。

この両者の違いにはどのようなものがあるのでしょう。

特別養護老人ホームとは

単体で存在する社会福祉法人で、介護保険制度前から運営されている老人ホームです。

軽度から重度まで介護が必要な高齢者を受け入れて、豊富なスタッフで介護が行われていました。

現在とは違い、資格がなくても働ける場合もあり、スタッフもかなり心身共に負担が少なかったような気がします。

そして、終の棲家として、自宅介護が難しい人や単身者、生活保護者などを受け入れていたケースが多々ありました。

病院とは違い、持病があっても状態が安定している人が主で、かかりつけ医への通院・往診がされていました。

集団生活であることには違いないので、食事や入浴、レクリエーションなども時間に縛られる事も多い反面、常に職員がいることから、全体に目が行き届く利点もありました。

しかし、介護保険導入後から、プライベートを優先するために、新たに建設される特別養護老人ホームは全個室・ユニット型となりました。

その結果、スタッフの数はかなり厳しくなり、目が届かいない面も多々あります。

職員は資格が必要となり、時間に追われて、以前の仕事より業務内容も膨らみ余裕が無くなっていると思います。

夜間は看護師が居ないために、痰吸引や酸素吸入などの医療行為も暗黙の了解で介護職員が行うこともありましたが、現在は研修を行った介護職員のみで一切の医療行為は禁止されています。

介護職員は介護に徹底するという事は勿論なのですが、実際のところは介護する職員にとっては精神的負担は大きくなるばかりです。

新人の若い職員の中には、夜勤が怖いと言って泣いてしまう人も居るくらいですから、徐々に介護職員不足に拍車が掛かることが問題ですね。

有料老人ホームとは

有料老人ホームには、介護付き有無がありましたが、現在では殆どが「介護付き」の有料老人ホームになっています。

内容は、ほぼ特別養護老人ホームと同じですが、高級感を重きに置いています。

施設にもよりますが、ロビーやフロント・娯楽設備・カフェテリアなどの施設があり、高級ホテルを感じさせます。

ロビーの出迎えは照れくさくなるほどの「おもてなし」振りで、完璧にお客様です。

特に介護付き有料老人ホームは、企業の看板を背負っているだけに、徹底した接客教育がされていて老人ホームとはいえ、違和感が残ります。

アットホームと云うよりは「お客様」モード全開で、面会に来るご家族の印象は良いでしょうが、入居されている方にとって、心から休める場所なのかどうか?疑問に感じる時もあります。
  
確かにレクリエーションや毎月の行事は欠かさずに行いますから、入居されている方には楽しみな一面もあるでしょうけれど、これを負担に感じる人も中には必ずいるはずで、それを我慢してしまう人の気持ちを察する事が出来る職員がどれほど居るのか?

疑問に感じますね。

夜間も2フロアーを一人だったり、中には50〜100名でも一人きりだったりと、心細さは入居されている方より、介護職員の方が大きいと思います。

夜勤専門職員の募集をよく目にしますが、なかなか難しいのが現状であって、綱渡り状態でやっている施設が殆どではないでしょうか。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ