お年寄りの財産!!気をつけたい個別財産の管理法

収入のないお年寄りからも消費税が徴収されていると、福祉目的の消費税値上げもなんだか絵空事のような気がしてなりません。

大半のお年寄りは施設に入る前に不動産などを処分してきて、売却後の財産もご家族に渡しているため、いわゆる無一文状態となっているケースが多くなっています。

今回はそんな無一文のはずのお年寄りの遺した財産についてのご紹介です。

居室前ドア1 (Unicode エンコードの競合)

入所者はリッチマン

むかしは老健施設に入るとお金がかからず過ごすことができ、住民票のある自治体と保健によって賄われたものです。

個人で使うのは毎月のおやつ代くらいのもので、必要になった時にはオムツ代や病院代がかかる程度です。

また入院となれば施設の手を離れご家族が対処してくれますので、お金の心配は必要いりませんでした

ところが介護保険制度になってからは公費負担よりも介護保険による負担割合が増えてきたので、個別的には厳しい条件の人も出てきています。

このような個人の収入や支払はご家族の管理が基本なのですが・・・・。

介護保険制度前の流れもありいまでも施設が管理しているところがあります。

最近は聞かなくなりましたが、以前は介護士が入所者の預金を勝手に解約して使い込んだと言うニュースが流れたものです。

これは入所時に無一文状態だったので、ご家族としては換価できるものは無く、財産がなければ心配はいらないと考えたからです。

でも年間400万円超となる個別年金遺族年金が入り、個別に使うのは多くても1ヶ月1万円程度です。

 

お金1

あとはお孫さんが遊びに来た時に「お小遣い」を渡す程度ですから、年間で20万円も引き出すことはないわけです。

無一文だったはずが10年、20年と過ごすうちに、その金額は数千万円になることも珍しくありません

もちろん担当の介護士は普通預金から一定額を定期預金にして利回りを良くしようとします。

既に使い道は無くても、すこしでも多くのお金を得られるようにと善意でするのです。

介護士と入所者の信頼関係が強くなると家族同様の話をすることがあります。

ちうまり公私混同といわれるもので、お財布がピンチのとき入所者から借りることがあります

もちろん内規に反しますし絶対にあってはならないことです。

入所者との会話から、「少しの期間なら貸してあげる」と口約束で借りることになり、徐々に金額が膨らんでいくことになり、最終的には犯罪として事件化するわけです。

どんなに親しくなっても公私は分けることができないと、いつかはこんな落とし穴に陥ることがあります。

ですから個人のお金は介護士ではなく、施設長が管理し経理職員が扱うようになってきています。

遺した財産がトラブルに発展

ある意味お金持ちの入所者がいる一方で、無年金者は昔ながらの措置制度を必要とするので、非常にタイトな生活を送ることになります

一応、行政と施設からお小遣いを渡すことになりますが、それでもギリギリの生活となってしまいます。

でも入所者さん同士が助け合っているので、身体の動く人は介助してくれます。

お金のある人は余分に果物などを買って皆で食べられるようにしてくれます。

まさに運命共同体のような仲間意識の高いものになっていきます。

そんな生活もいずれ終わる時がやってきます

時には施設の職員と入所者のみでお通夜を済ませ最後のお別れをすることもあります。

それでもすべてが終われば遺した財産をお渡ししなくてはいけません。

もともと遺産ゼロと思っていてお骨の引きとりさえ来ないので、結果的に金額を伝えると飛んできてくれます。

介護士にとっては他人のお金なのですが、なんだかやり切れない想いをするのはこんな瞬間かもしれません。

そんな遺産で気をつけたいのが相続権です。

入所のときに契約をした人が「保証者」であり「登録者」となっていて、入院や万一の時には連絡先となっています。

また同時に必要なお金を請求する先にもなっていますので、逆に言うとお返しする先でもあるわけです。

ところが同居者であっても代表相続人となっていないことがあり、財産を引き渡してからトラブルになることもあります。

もちろん現金はすべて入金してから引き渡しますので、通帳と印鑑を保管しているだけで、その後の処理はお身内でやって頂くことになります。

でも相続者に断わりなく引き出してしまい、トラブルになると「なぜ勝手に引き渡した」とクレームが来るわけです。

もちろん正当な連絡先であり身元引受車ですから問題はありません。

でも今はすべての入金が終わると、施設から預金先に連絡をしてロックしてもらい、相続者が確定したところで預金解約ができるようにしてトラブルにならないようにしています

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