心の悩みは癒されるのか?老人ホームでの心のケア対策

「気分が塞ぎこんでしまっている…」

「なんとなく、心が重い…」

「なんだか、元気が出ない…」

そんな訴えを抱えて、苦しんでいる人が増えています。

でも、こういった方は、心配になって病院を訪れても診断名がつかないことが多いのです。

実際、体はどこも悪くはないからです。

検査をしても、データは正常で診断名をつけられない、そんな人が増えています。

【画像1】 

ただ、それでも本人はとても苦しんでいるわけです。

こういった、現代の医学ではどうにも対処しきれない人は、心に多くの悩みや言いたくて言えないことを抱えていることがほとんどです。

そんな心を癒やす専門家が今、注目を集めています。 彼らは臨床宗教師』と呼ばれます。

臨床宗教師とは

そもそも、臨床宗教師が注目されはじめたのは、2011年に起こった東日本大震災の時。

震災に遭って、一瞬のうちに家も家族も失ってしまい、現状を理解できない人が避難所には大勢いました。

そして、心はやがて現実を把握しはじめ、その喪失感とどこにもぶつよけようのない怒りが気持ちを支配しました。

「こんなこと言っても家族は戻っては来ない…」

「口を開けば、愚痴になるし、涙が止まらなくなる…」

そんなことを考えているうちに、心に多くの気持ちを抱え込んで、どうしようもなくなってしまった人が多かったのです。

そんな心を癒してくれたのが、臨床宗教師の面々でした。

彼らは、しっかりとした講習を受けている専門家で、相手の気持ちを受け止めるために傾聴を行うことで心を癒していきます。

宗教化ですが、布教を行うことはありません

あくまでも、話を聴くことで悩みを吐き出させたり、気持ちの整理をする手伝いをすることを生業としています。

老人ホームでも活躍中

老人ホームでも、この臨床宗教師がボランティアで活躍しています。

高齢者は、話し相手がいなくて気持ちを押し殺す人が多いです。

特に、近年問題となっている高齢者のうつ病の増加は、高齢者の我慢強さが大いに関連していると言われます。

老人ホームに入居してすぐは、話せる友達もおらず、家族と離れたことで、気持ちが不安定になりがちです。

いろんな思いを抱えている高齢者も多いです。

そんなとき、臨床宗教師が心のうちに耳を傾けることで、高齢者は考えや思いを心の中に閉じ込めることがなくなります

また、話すことで気持ちが軽くなり、毎日の生活が充実してくるのです。

【画像2】

 実際、話を聴いてもらっている老人ホームの入居者は「平凡な毎日の中だったけど明日が楽しみになった」と言ってます。

臨床宗教師が来る老人ホームは増える

この先、臨床宗教師のいる老人ホームは確実に増えます。

悩みを抱えている高齢者だけではなく、おしゃべり好きな高齢者は多いものです。

また、年齢を重ねると昔のことを話したい方が増えてきます。

けれど、忙しい家族や老人ホームの職員では話をじっくり聴く時間が取れない、そんなときに臨床宗教師の出番なのです。

もし、こういった心のケアに重点を置いた老人ホームを探している場合には、施設にどんなボランティアが来ているのかを確かめてみましょう。

今後、どんどん増えるはずですので、意外にすぐに見つかるかもしれません。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ